Claude CodeでKindle本を16冊出版した方法【費用0円・1冊3時間】

AIと Claude Code を使って、Kindle本を16冊出版しました。 「本を書きたかった」というより、作っていたものから自然に本が生まれたという方が近いです。 この記事では、その全部の流れ——ネタの決め方から、執筆、表紙、KDPへの入稿、売上の実際まで——を正直に書きます。

きっかけ:ツールを作っていたら、本が生まれた

最初から出版を狙っていたわけではありません。 きっかけは、BNF × ミネルヴィニなどを組み合わせた売買シグナルツールを、AIと一緒に作っていたことでした。

そのツールを作るために、私はBNFの手法をずっと調べ込んでいました。 ある時ふと「これだけ調べたなら、1冊本が書けるんじゃないか」と思ったんです。 そうして、自分が調べた情報をもとにAIと一緒に作ったのが、最初の1冊『BNF流 短期逆張り投資の全技術』です。

使ったツール

基本的に Claude Code だけです。

執筆も、構成も、市場調査も、KDPの入稿サポートも、すべてClaude Codeとのやり取りで進めました。 表紙だけは画像生成(後述)を使っています。

① ネタの決め方:自分が一番詳しいテーマを選ぶ

ネタは、ツールを作る過程でBNFの手法をしっかり調べ直したことから決まりました。

ポイントは、調査をやり直したことです。 ツール作りで得た知識をそのまま流用するのではなく、新しいチャットを立てて、もう一度ゼロから調査をやり直して本を作りました。こうすると内容が整理され、本としての密度が上がります。

② 構成:まず「骨組み」を一緒に作る

いきなり書き始めず、最初に章立て(骨組み)をAIと一緒に作りました。 全体の骨組みが固まってから、第1章から順に書いていきます。

③ 執筆:AIっぽさを消す(ここが一番大事)

ただAIに書かせると、どうしても「AIっぽい」薄い文章になります。 そこで、執筆では次の3つを徹底しました。

  • 読み応えのある本にする
  • AIっぽさ(AIポサ)をなくす
  • 面白さを入れる

これを実現するために工夫したのが、プロ作家の文体を事前に模倣すること。 書籍のプロの作家を何名かリストアップし、その人たちの書き方(真似ではなく、文体の質感)を事前に取り込んだうえで書き進めました。これで一気に「人が書いた本」らしくなります。

④ 表紙:画像生成で作る

表紙は、Gemini のデザイン系(画像生成)を使って作成しました。 原稿と表紙さえ用意できれば、出版の準備はほぼ整います。

⑤ KDP入稿:手順をスクショしてAIに教わる

表紙と原稿ができたら、あとは Amazon KDP(Kindleの出版画面)に入稿するだけです。

入稿のやり方が分からないところは、KDPの画面をスクショしてClaudeに渡し、「この画面はどう進めればいい?」と聞きながら進めました。 こうすると、初めてでも迷わず入稿できます。

時間とコスト:1冊あたり約3時間・費用0円

1冊あたり、だいたい1日のうち3時間ほどで作っています。 かかった費用は0円です。

つまづき・失敗:実はほとんどない

正直に言うと、大きな失敗はありませんでした。

  • KDPの審査は、作ってしまえば通過は一瞬でした。
  • コツは、事前にある程度の計画性を持つこと。「どういう本にするか」をAIとしっかり話し合っておけば、ある程度のクオリティのものは作れます。

売れるための工夫:市場調査+差別化

数を出すだけでなく、売れるための工夫もしました。

一度、市場調査をしています(これもClaudeを使いました)。 そのうえで、本の方向性を次のように決めました。

  • 他の著者があまり作っていないテーマを選ぶ
  • 既存の本よりもっと具体的に、詳しく書く
  • 読んで終わりではなく、実際に使える内容にする

結果:一番売れている本で、2か月ほどで約1万円

今いちばん売れているのは、最初に作ったBNFの本です。 出版から2か月ほどで、売上は今のところ1万円ほど。爆発的ではありませんが、少しずつ売れ始めていて、0円で作ったものが収益になっているのは確かな手応えです。

これから始める人へ

最後に、これから始める人へのアドバイスを一つ。

まずは1冊、自分が一番詳しいもの・気になっていることをしっかり調べて、それをAIと一緒に作ってみる。

これが一番いいと思います。 Kindleはアカウントさえ作ってしまえば簡単に入稿できます。難しく考えず、得意な1冊から始めてみてください。


ここで紹介した本も含めて、出版した16冊は著書ページにまとめています。